自分の家族に職場の同僚を紹介するのは、メンタルに良くない!?境界の密度について。

こんばんは、うめこです。

さて、今回のタイトルですがどんなシチュエーションが分かりやすいかなあ?と悩みつつ考えました。他の候補としては、

「小学校時代の友達と大学の友達を繋げてしまうと、自分のメンタルに良くない?!」とか

「兄弟の奥さんとのお付き合いはほどほどに」とかがございました。

今回は「境界の密度」について。人は複数のコミュニティを持っていることが多いですが、そのコミュニティ同士が強く繋がることで、中心にいる人物にとってストレスの原因になりやすいことがある、というお話です。

人は色んな世界を持っている

「境界性の密度」は例えばA「職場」B「学生時代の友達」C「家族」とある人物を中心にしたときに区分けできる複数のコミュニティ同士がくっついているか、断絶されているかどうかで「境界性の密度が高い」=コミュニティ同士が絡み合っている、「境界性の密度が低い」=しっかり別れているという風にとらえます。

自分の≪A「職場」の同僚と、C「家族」の妹が結婚している≫、というケースだと「境界性の密度」は高い!という感じですね。

これも一概に全てのケースがアウト!ってわけではなくて、過度に絡まりすぎるとメンタルに影響を及ぼしてしまう可能性があるって話です。何事も過度はいけません、ほどほどにということです。

例えばこんな感じでしょうか。

職場の同僚
職場の同僚

うめこさーん、お友達のAさんに聞いたよー

金曜日ライブ行ったんだってねえ。だから飲み会来なかったんだね。

てか、●●●のライブとか行くんだね。意外ー!

うめこ
うめこ

ライブとか職場の人には知られなくなかったよう・・・・

というように、うめこにとって本来別れていた「職場」とプライベートの「友達」が濃く繋がってしまうことによって、ストレス源が増える可能性があるということです。

「繋がり」はプラスに働くことも沢山あると思うのですが、その縁に雁字搦めになってしまうと、ひとつコミュニティで問題が起こったとき、そのストレスからどこへ行っても逃れられないという弊害も出てきたりしますね。全くその問題とは関係のない場所でこそ、冷静に相談が出来たりもしますし。

コミュニティで使い分ける仮面「ペルソナ」

いえいえ、人気ゲームの話ではありませんよ。中二病の話でもありません。ちゃんと真面目な専門用語なんですよ!

「ペルソナ」とは心理学の大御所カール・グスタフ・ユングの唱えた理論の一つで、人は場面によって自分の「ペルソナ」=仮面を使い分けているという考え方です。

補足ですが、このカール・グスタフ・ユング、ジークムント・フロイト、アルフレッド・アドラー心理学の三大巨頭とされています。ユングを紹介しておいてなんですが、うめこは個人的にはアドラーが好きです!心理学は「絶対的な正解」のない学問なので、自分の好み取捨選択してしまっていいと思っています。

ということで、あまりうめこにとって馴染みのないユングさんなんですが、

つまり、同じ人であっても家族に見せるペルソナ、友達や職場、それぞれの場面で使うペルソナがあるのです。 親としてのペルソナ、上司としてのペルソナ、お客としてのペルソナ・・・という風にです。会社では立派な人物が家で暴君ってケースですと、この人は無意識に「会社でのペルソナ=模範的な自分」、「家でのペルソナ=わがままし放題の暴君」という風な使い分けをしているということです。

うめこの場合、これが「言葉づかい」で顕著に表れます。どうしても、職場だと年上年下関わらず、どんなに仲良くなっても敬語でしか話ません。 仕事場では自分を出し過ぎてはいけないという意識が強いためだと思います。 ほんっとにどうでもいい情報だと思いますが、絶対に職場恋愛ができないタイプだと自己分析しています。

使い分けているからこそ、その場所同士が強く繋がってしまうと「この場で見せたい自分」に揺らぎが生まれてしまうため、ある程度区分けされている方がペルソナも安定するのかなあとうめこは考えます。つまり、「境界性の密度が低い」ほど、それぞれのペルソナの揺らぎが少ないということなのです。

友達と会っている時に偶然両親と会うとなんとなく居心地が悪い・・・現象は、これで説明が出来るのかなーと思います!

それぞれの世界をほどよく分ける

さて、「境界性の密度」と「ペルソナ」を絡めてご説明してみましたが、

うめことしては「自分をしっかり律する場所」「ちょっと甘えさせてもらえる場所」などを明確に分けることで生活にメリハリが出来ることは、とってもこころにいいのかなと思います。

ただし!

ペルソナ=仮面の差がありすぎると「会社での鬱屈したストレスを家庭で爆発!」なんてことにもなりかねませんから、それぞれのペルソナ・居場所が心地いいものであるよう、ちょっとずつ自分でメンテナンスをしていけたらいいですね。

ではでは。

 
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